第二新卒として転職した筆者が、自己PRを作成した際に注意した点をまとめました
就活・転職、最近ではアルバイトでも聞かれることがある「自己PR」について、今回は転職時に考える際の注意点をまとめました。
なるべく実体験に合わせて書いていますので、参考になれば幸いです。
目次
前提:僕の転職前後の環境変化
転職前 | 転職後 | |
業界 | リース業界 | SaaS業界 |
会社規模 | 1000人前後 | 1000人前後 |
給料 | 残業が減ったため手取りやや減少 | |
残業時間 | 月平均30時間 | 月平均10時間 |
平均年齢 | 40歳前後 | 30歳前後 |
職種 | 営業 | 営業 |
飲み会頻度 | 月に一度 | 月に一度〜二度 |
まずは前提として、僕がどのような転職をしたのかを上の表でまとめました。
会社規模はそれほど変わらず、会社も業界も社員も若返ったようなイメージです。年収は残業が減ったことにより若干減ってしまいました。(基本給自体はそれほど変化なし)
僕がなぜ転職したのか、という点については以下の記事で詳しく書いているので、気になる方は読んでみてください◎
今回、金融→ITへと転職した際に再考した「自己PR」について、実体験をベースに注意点を書いていきます。
自己PR 面接で聞かれたこと
自己PRとはざっくり、自分の強みが会社にフィットしているか、また入社して価値を発揮できるか、を確かめる項目で、面接によって「自己PRをしてください」とか「強み活きた経験を話してください」といった聞かれ方をしました。
基本は、社会人での経験を聞かれた
就活時の自己PRは極論、エピソードとしてはなんでもよかったと思います。ですが転職時は基本的に、前の会社(今の会社)での経験をベースに話をします。
具体的には、前の会社で挙げた具体的な成果や、行動したことで得た経験や知見を話していくイメージです。
僕の場合は前職も転職先も営業だったので、営業活動で挙げた数字的な成果を話しました。後述しますが面接時のエピソードトークは事実をいかに伝えられるかが大切なので、数字で伝えることで説得力を高めることができたと思います。
学生時代の話も振り返っておくと◎
メインは仕事の話でしたが、学生時代の経験も全く話題にならないわけではありませんでした。
とはいえ比率としては少なく、最も力を入れた活動やその理由を聞かれ、より自分について知ってもらう時間になっていたと思います。
僕はここでは大学時代に入っていたゼミの話をしました。統計学系のゼミだったので、卒論の内容や分析力についてアピールした記憶があります。笑
自己PR作成時の注意点
事実ベースで考える・話す
まず大切なのは、面接官(転職先)は自分のことをほとんど何も知らないケースが大半のため、誰がみても、誰が聞いても伝わる言葉や事実で話をすることが重要です。
最もわかりやすいのは、数字で話すこと。営業であれば「目標がいくらに対して実績でこれくらいでした。その要因はこれです」とか、バックオフィスの方であれば「これまでこれだけの分析をしました」「こういう工夫をして業務時間を⚪︎時間減らしました」など。
数字で出した結果とその過程を言語化することで、自分の強みが何で、それがどう活きたのか自分も説明がしやすくなり、相手にも伝わりやすくなります。
会社が求める人物像を把握しておく
数字で自分の強みを定量化すると同時に、会社が求める人物像を把握しておくことも大切です。
その会社が「協調性」を求めているのであれば、誰かと協力して達成したことを話す必要がありますし、「個人技」を重視するなら自ら思考して成果を出した経験を話す必要が出てきます。
自分はこれができます!と一方的に伝えても、会社がその強みを求めていなければミスマッチです。
自己分析と同じくらい、受ける会社の研究と分析を行うことが大切です。
僕が実際に話したエピソード
以上のような注意点を踏まえ、僕が実際に話した自己PRとそのエピソードは以下の通りです。
受けた会社が求めていたもの:成果を出す力と協調性
まず、面接した会社が求めていたのは「結果を出す力」と「周囲を巻き込める協調性」でした。
話した強み:他部署を巻き込んで成約した案件→結果を出す力と協調性アピール
前職で出した成果のうち、僕がエピソードとして選んだのは、個人で考え出した成果ではなく、出した数字としては大きくないものの、関係部署を複数巻き込んで成約した案件でした。
関係部署が増える分社内外の調整が必須であり、話す順番や内容を意識したことや、ゴールまで折れずに周りを引っ張ったことを協調し、何ヶ月で、何部署巻き込み、いくらの売り上げとなり、顧客のどのような課題を解決したのか伝えることで、説得力のある自己PRができたのではないかと思っています。
これはリップサービスの可能性もありますが、面接後のフィードバックでもこのエピソードは評価を受けていたので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめとおまけ:自己分析のツール
自己PRは、定量的に、会社が求める力を伝える
まとめると、自己PRでは、会社が求める人物像を、なるべく数字を用いて誰でもわかる形で伝えることが重要だと僕は思います。
パッと数字で出せる成果を思いつかない方は、一度自分のこれまでの仕事を具体的に振り返ってみてください。「タスクを⚪︎日で消化できた、これは自分のこういう強みが理由だ」という内容でも、言語化してみることがポイントです。
おまけ:僕が使った自己分析・強みの把握ツール
僕は基本的にエピソードベースで自分の強みを深掘りしていきましたが、一つ使ったのは「ASSIGN」という自己分析ツールです。
これは5分から10分程度で終わる20数問の質問に答えると、AIが自分の価値観や強みとしているところを可視化してくれるサービスで、僕は強みを考える際にヒントとして活用しました。
分析結果をもとにエージェントと話をすることもできるので、「何からやればいいかわからない・・・」なんて方はまずこちらのアプリを試してみることをお勧めします◎