この記事では「辞める前提で会社・仕事を選ぶこと」の是非について、実際に辞める前提で会社を選んだ筆者の意見をまとめています。
転職が当たり前になった昨今、いわゆる“キャリアアップ”のために敢えて数年で辞める前提で就職(転職)する方も一定数います。
今回は辞める前提での就職・転職について、実際に辞める前提で企業選びを行った僕の意見を書いていこうと思います。
目次
前提:僕の転職前後の環境変化
転職前 | 転職後 | |
業界 | リース業界 | SaaS業界 |
会社規模 | 1000人前後 | 1000人前後 |
給料 | 残業が減ったため手取りやや減少 | |
残業時間 | 月平均30時間 | 月平均10時間 |
平均年齢 | 40歳前後 | 30歳前後 |
職種 | 営業 | 営業 |
飲み会頻度 | 月に一度 | 月に一度〜二度 |
まず前提として、僕の転職前後の環境変化を表にまとめました。
金融からIT(SaaS)へと移って、会社の年齢や残業時間に大きな変化が生じました(どっちも数字としては小さくなりました。笑)
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【type転職エージェント/公式】ひとつ上を目指すあなたの転職アドバイザー僕の意見:辞める前提の転職は「賛成」
ここからが本題で、僕の意見としては辞める前提の転職は「賛成」です。
僕自身もある程度辞める前提で転職活動を行っており、その僕の体験談を基に理由と注意点を書いてまいります。
賛成する理由3選
常に自分の市場価値に目を向けられる
理由の1つ目は、常に自分が転職市場においてどう評価されているか、目を向けながら働けるからです。
辞める前提で就職・転職する以上、何かしら次のステップやアクションを見越しているはずです。
その視点こそが大事で、自分がなりたい姿になることや次のステップに進むために、自分が外からどう言った評価を受けているのか、自然と意識するようになります。
終身雇用が崩れつつある
理由2つ目は1つ目の理由と繋がっており、日本の雇用形態として終身雇用が崩れつつあるから、です。
終身雇用が崩れつつあると、当然今の会社とは別の会社で働く必要性が出てきます。
その際に無事に転職するためには自分が一定の市場価値を有している必要があり、その市場価値を常に把握しておくにはある程度会社の外に視点を移しておく必要があります。
したがって最低限、辞める前提とまでは言わずとも、辞めざるを得ない状況に陥ったときどうするか、を考えておく必要はあると僕は考えます。
ちなみに終身雇用が崩れ“つつ”あるという表現に留めたのは、正直財務基盤が安定している企業であればそうそう雇用が不安定になるリスクは少ないと思うからです。
これから何年・何十年と続いていく企業だってたくさんあるので、そこは忘れずに。
その会社に依存しすぎなくなる
3つ目は割とエモーショナルな話ですが、ある程度辞めるという選択肢を持っていると、その会社に対しての依存度が下がります。
何かあったらすぐ行動すれば良いや、というスタンスでいられるので、変に力を入れて介入しすぎず過ごせます。
人間関係も気楽になるので個人的にはこの3つ目の理由が最も大きかったりします。
“辞める前提”で絶対に注意すべきこと
辞めることはあくまで選択肢であることを忘れない
ここまで、辞める前提で働くことを肯定してきましたが、当然注意すべき点もいくつかあります。
1つ目は、辞めることはあくまで選択肢、手段の1つであることを忘れない、ということです。
入社した会社が自分にとって100点の環境であれば辞める理由は1つも無いですし、また転職ばかりに目を向けて現職の良い部分を完全に見なくなるのはNGです。
辞めることはあくまで、自分の理想のキャリア・人生を叶えるための手段であることは常に念頭に置くべきです。
辞める前提であることは公言しない
2つ目は、自分は辞める前提で就職・転職したと公言しすぎないことです。
もちろん、企業文化としてそういったステップが許容されている会社であれば問題無いですが、そうではない企業が大半です。
その企業で長く働こうとしている方には耳障りの良い話では無いですし、下手したらその会社での処遇に関わります。
特に若手のうちは変に構えることはせず、その会社にいるうちはしっかり会社のルールを守ったり、ある程度文化に馴染むことは必須だと思います。
その会社でできることは全てやりつつ、かつそのできることが市場でどう評価されるか、難しいですがその両面の視点が必要だと思います。
まとめ 外と内両面に目を向けよ
結論として、転職ありきで会社を選ぶこと自体は間違ってないとは思いますが、その会社に入った以上はその会社でやるべきことはしっかり全うすべきです。
「どうせ転職するから良いや」は気持ちを軽くしてくれる反面、その気持ちで仕事をしていても成果は出ませんし、結果転職市場では評価されません。
自分の理想とするキャリアがあるならば、今いる会社でやることをしっかりやって、そのやることが社会でどう評価されるのか、どちらも視点も欠かさずに仕事をするべきであると、個人的には思います。
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